鹿島酒蔵ツーリズム~酒蔵のまちを歩く~ 前編
2014年3月29日(土)は、JR肥前鹿島駅で開催されたJR九州ウォーキングに参加してきました。
この日の佐賀地方は昼前から雨が降るとの天気予報だったので正直サボりたかったんですが、青春18きっぷの残りがあと3回分も残っていたのでしぶしぶ出かけました^^;
JR九州ウォーキング
肥前鹿島駅:桜・酒蔵・文化・歴史の町 鹿島の春ウォーキング
(コース距離:約12km)
コース詳細
当日マップ
■JR肥前鹿島駅(スタート地点) [地図]
8時40分頃、スタート地点のJR肥前鹿島駅に到着。どんよりとした曇り空で今にも雨が降りそうな天気です。参加者の数は意外と少ない。やはり昼前からの雨の天気予報が影響しているのでしょうか?
今回のウォーキングは「鹿島酒蔵ツーリズム」とタイアップしており、スタート受付でパンフレットをいただきました。
パンフレットの裏表紙はスタンプラリーの台紙となっており6つの酒蔵でスタンプを押すと景品がもらえるようです。しかし6つのうち5つは今回のウォーキングコース上にあるのですが、馬場酒造場 [地図] だけかなり離れた場所にあることを知り途中でスタンプを集めるのは諦めました(><)
■矢野酒造 [地図]
鹿島酒蔵ツーリズム最初の目的地、矢野酒造に到着。ここは全米日本酒歓評会で金賞を受けたこともある酒蔵だそうです。
【矢野酒造】創業は江戸時代末期で、旧長崎街道多良往還沿いに築100年を越える風情ある蔵が建つ。母屋は国登録の有形文化財です。
お店の中では秘蔵の品や珍しいお宝を展示する「まちなか博物館」が開催されていました。
お店の奥にある酒蔵へと進みます。
酒蔵入口では日本酒を試飲させていただきました^^
酒蔵の中をしばらく見学します。
本来は12時からだったのですが、特別に甘酒を振舞っていただきました。空模様が気になってきたのでここで酒蔵を後にします。
■鹿島城址
【鹿島城】鹿島藩は、佐賀藩の支藩として1609年に鍋島忠茂が藤津地方2万石を与えられたのが始まりです。9代藩主鍋島直彝が1807年に鹿島城を築城しました。鹿島城は1874年の佐賀戦争の混乱によって、赤門と大手門を残して主要建物はことごとく焼失してしまい、67年という短い歴史を終えます。赤門と大手門はともに県指定の重要文化財となっており、城址は旭ケ岡公園として整備され、赤門は県立鹿島高校の校門となっています。
▲鹿島城大手門 [地図]
大手門を通り抜けると「花のトンネル」と呼ばれる桜並木が鹿島城赤門まで続いていました。
桜のトンネルいいですよね。あーなんか癒される(*´ω`*)
▲鹿島城赤門 [地図]
県立鹿島高校の校門となっています。
▲旭ヶ岡公園 [地図]
3月26日~4月6日まで「旭ヶ岡公園桜まつり」が開催されており、出店なども建ち並んでいたのですが、午前中のまだ早い時間ということもあり閑散としていました。
【旭ヶ岡公園】1862年に13代藩主鍋島直彬が松蔭神社の境内の一画に多くの桜を植え、「衆楽園」と名づけ、人々を慰めるため観桜の宴を開いたことが始まりとされています。1914年には九州で初めて夜桜に電飾の設備がなされ一躍有名となりました。
旭ヶ岡公園の敷地内にある松蔭神社に向かいます。
▲松蔭神社 [地図]
歴代鹿島藩主の霊を祀る松蔭神社では、ゴールまで雨が降らないように祈願しました(^人^)
▲武家屋敷通り [地図]
鹿島藩家老らの屋敷が立ち並んでいた通りです。城下町の雰囲気を残す、風情のある通りですね。
鹿島藩家老、原忠順の武家屋敷 [地図] です。棟門は鹿島市の重要文化財に指定されています。
「日本青年団の父」田澤義鋪生家跡には現在、田澤記念館 [地図] があります。
国道207号線(鹿島バイパス)沿いを歩いていると、松蔭神社での祈り虚しく雨が降りだしてきました(><) レインウェアを着て次の目的地に向かいます。
■普明寺 [地図]
ここもウォーキングコースの立ち寄りポイントになっているのですが、スルーされている参加者が結構多かったです^^;
【普明寺】1677年に造られた鹿島藩鍋島家の菩提寺です。鬱蒼と茂った自然林の中に、木漏れ日を浴びながら歴代藩主の墓石が整然と並んでいます。「竜眼の池」周辺を頭部に見立て、鍋島家の墓地が通じる小道が尾の部分とし、全体の配置が竜をかたどってあります。
楼門から左右にのびる回廊は禅宗の特徴的な建築様式です。
本堂。雨足が強くなってきたのでここで引き返そうと思いましたが、鹿島鍋島歴代藩主の墓所がさらに奥の方にあるとのことなので先に進みます。
山道を登った静かな場所に、鹿島藩歴代藩主のお墓が並んでいました。
次は「祐徳門前春まつり」が開催されている祐徳稲荷神社へと向かいます。
中編に続く
この記事へのコメントはこちら