勝手にウォーキング大会in唐津街道 姪浜

前回(能古島一周ウォーキング大会に参加してきました)の続き

第3回 能古島一周ウォーキング大会も終わり、姪浜旅客待合所から市営地下鉄 姪浜駅に歩いて向かっている途中で姪の浜歴史探訪観光案内図を見つけてしまいました。

ええw、案の定体が反応してしまったのもありますが、姪浜では久しぶりに立寄ってみたい場所もあったので「勝手にウォーキング大会in唐津街道 姪浜」を開催してきました。その様子をお届けしたいと思います(^o^)

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■勝手にウォーキング大会in唐津街道 姪浜

以下の資料を参考に次のようなルートを歩いてきました。

▲動くルート図

勝手にウォーキング大会in唐津街道 姪浜(ルートラボ)

※ルートの閲覧には、Microsoft Silverlight 3.0以上が必要となります。最新のMicrosoft Silverlightをダウンロード(無料)するには、こちらから

▲参考資料

●姪の浜歴史探訪観光案内図


唐津街道姪浜歴史散策マップ(唐津街道姪浜まちづくり協議会)

福岡散歩マップ [楽天] 64・65ページの地図(クリックすると拡大します)


■興徳寺(スタート地点) [地図]

まずは、旧唐津街道 [地図] の西端にある興徳寺にやって来ました。

【興徳寺】1260年に北条時定が創建。開山は、禅僧として初めて国師号を賜った南浦紹明(大応国師)である。寺宝の「大応国師像」は国指定の重要文化財で、毎年11月29日の開山忌には本堂に掛けられます。また興徳寺には、「うさぎのおんがえし」という物語が伝わっており、大応国師が宋からの帰国途中、海上で嵐に見舞われた船を宋で国師に助けられた白兎が竜となり守ったという伝説も残っています。


境内では木々の葉が色づき始め、秋の深まりを感じます。


本堂です。


本堂の裏手には池を配した庭園があり、静かなひとときを過ごせました^^


興徳寺を後にし、旧唐津街道 [地図] 沿いにやって来ました。いまも街道の道筋が残されているのは、西は興徳寺北側から東は姪浜小学校正門付近までです。

しかし、道路はおしゃれな装飾レンガで舗装されており、街道の雰囲気はあまり感じませんでした^^;

【唐津街道】北九州市の小倉あたりから玄界灘沿岸を通り、博多・福岡のまちを経由して唐津に至る古くからの街道です。江戸時代は唐津藩の参勤交代の経路でもあり、姪浜宿は唐津街道十三宿のひとつでした。


■旦過だるま堂 [地図]

旧唐津街道をそれた路地にありました。興徳寺を訪れた旅の僧が宿泊した寮の跡で中国の禅宗の開祖、達磨大師を祀っています。


だるま堂敷地内には室町時代に姪浜石で造立した繁層式五重石塔があります。


■浜芳 [地図]

姪浜界隈では有名な定食屋さんです。このお店が姪浜4丁目にあった頃は足繁く通っていたのですが、姪浜3丁目のこの場所に移転してからはなぜか足が遠くなってしまいました。今回、約5年ぶりにやってきました。


ここはハンバーグも美味しいですが、私のおススメはチキンソテー(650円)です。酸味の効いたソースが食欲をそそります。あいかわらず店は汚いですが、味は昔と変わらず最高でした(^o^)


■住吉神社 [地図]

博多区にある住吉神社は有名ですが、ここ姪浜にも住吉神社があります。

【住吉神社】創建は天平年間とされ、住吉三神のほかに神功皇后、志賀三神、武内宿禰を祀っています。姪浜の氏神として親しまれ、1月の玉競祭、夏の祇園河童祭や夏越祭は風物詩となっています。


ここは、宮司さんが「クイズ・ミリオネア」でパーフェクトを達成した開運神社としても有名です。平成17年の福岡県西方沖地震で倒壊してしまった鳥居等を獲得した賞金や寄付で復旧させたそうです。

鳥居には今話題のみのもんたの名前が刻まれていました^^;


境内では、七五三詣でをされている家族連れの姿がありました。


境内の隅のほうには河童の像が鎮座していました。伊邪那岐の大神が禊祓をされる際に、河童が道案内のお手伝いをしたことにより除災招福の神の使いになったという伝承があります。

女性の河童像はなんとも色っぽいですね(/ω\)イヤ~ン


■亀井南冥生誕地 [地図]

住吉神社の東側から路地に入り、道に迷いながらもなんとか探し当てました。駐車場の一角に標柱が立てられています。

【亀井南冥】儒教の徂徠学を学び、1743年福岡藩校の東学問所「修猷館」とともに開設された西学問所「甘棠館」の学長になりました。この年、志賀島で、「漢委奴国王」の金印が発見され、偽物論や鋳つぶし論などがありましたが、金印の謎を解明する「金印弁」を発表して金印を守りました。


■マイヅル味噌(唐津街道姪浜まちづくり協議会) [地図]

亀井南冥生誕地のある路地から旧唐津街道沿いに戻ってくると、ようやくそれらしい雰囲気の町家を発見しました。この町家は国の登録有形文化財として認定された「マイヅル味噌」さんの店舗です。


店舗内には唐津街道姪浜まちづくり協議会の案内所も設置されていました。

店先で写真を撮っていると、お店の方が「中を案内しますよ」と誘っていただきました。ちょうどこの日はみそ蔵の特別公開の日だったようです(チラシ)。


店内では日本まちづくり大賞受賞を記念した展示会が行われていました。


この町家は、明治初期に建てられ、大正期までは酒蔵だったそうです。戦後は、みそ蔵・店舗として利用され、今日に至っています。そのため現在味噌が保管されている場所は昔の麹室だそうです。


温度管理のための麹蓋。酒蔵だった頃の名残です。


こちらに保管されているのは、平成17年の福岡県西方沖地震で難を逃れたお味噌です。


マイヅル味噌では唐津街道姪浜歴史散策マップをいただき、お礼を言ってその場を後にしました。

マイヅル味噌より東の旧唐津街道沿いには白壁の町家が数軒建ち並んでおり、ようやく街道沿いらしい雰囲気を感じることができました^^


■探題塚 [地図]

姪浜小学校の西側の丘の上にありました。

【探題塚】鎌倉幕府が元軍の来襲に備えて探題を置いた場所です。幕府の任命する最後の探題、渋川尭顕はここで戦死しました。この尭顕を葬ったのが探題塚です。


旧唐津街道は明治通りに合流します。明治通り沿いを次の目的地、愛宕神社に向かって歩いて行きます。


■鷲尾愛宕神社 [地図]

愛宕神社の西側参道入口 [地図] に到着しました。本殿までは私の嫌いな階段を上っていきます(><)

【鷲尾愛宕神社】景行天皇の時代の創建とされ、1634年に福岡藩主の黒田忠之公が京都から愛宕権現を迎えて鷲尾愛宕神社となりました。愛宕山は蒙古襲来ののち、北条時宗が築城した防衛の拠点でもありました。境内から百道浜や能古島などを見渡せるその眺望の良さでも知られ、足を運ばれる方も多いです。参道沿いには2,000本の桜が並び、春は桜の名所としても人気です。


西側の参道入口にある蛇岩です。姪浜特有の砂岩が永い間浸食され,遠くから見ると蛇の斑紋のようで大蛇が横たわっているように見えるので蛇岩と呼ばれるようになりました。


デブ汗全開でなんとか本殿まで辿り着きました(^-^;)A

こちらも七五三詣でをされている家族連れで賑わっていました。


本殿の横に回ると博多湾の海景を一望に収める眺めが広がります。


先ほどまで能古島一周ウォーキング大会で歩いていた能古島が見えます。


こちらは、明日(11月10日)参加するシティウォークinふくおかで歩く百道浜の風景です。


参拝も終わり、正面参道を歩いていると「愛宕山ケーブルカー跡地」の案内板を見つけました。昭和3年から18年まで、日本で2番目、九州では初のケーブルカーが作られ、愛宕神社参拝用として運行されていたそうです。


愛宕神社の正面参道を歩き、再び明治通りに合流します。西新方面へと歩き、室見橋 [地図] を渡ります。


■室見川緑地河畔公園(ゴール地点) [地図]

勝手にウォーキング大会ゴール地点の室見川緑地河畔公園に到着しました。ここは「福岡アメニティ百選」にも選定されており、天気が良い日はジョギングやウォーキング、釣りを楽しむ人で賑わいます。

室見駅 [地図] から地下鉄に乗って帰路に就きました。


       

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