晴れの国おかやま24時間100km(キロ)歩行参加報告 ゴール編
前回(晴れの国おかやま24時間100km(キロ)歩行参加報告 後編)の続き
今回は第3CPのリバーサイドからゴール地点の後楽園前河川敷までのウォーキングの様子を報告したいと思います。今回で晴れの国おかやま24時間100キロ歩行の参加報告は最終回になります。参加時の辛い記憶が蘇ってくる為、書き終えるまでにかなり時間がかかってしまいました(^^;)
【注意】行程表に記載されているポイントのほとんどを写真に撮ってきました。その写真の多くは道や信号機をただ撮った面白みのない写真や夜間撮影のためボケボケで判別しづらい写真です。ただ、来年以降参加予定の方たちに雰囲気やコースレイアウトが伝わればいいなと思い、その写真を全て掲載する予定です。予めご了承ください。
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⇒没写真(Facebook)
■リバーサイド和気(第3CP 70.2km 制限時間4:00) [地図]
23時??分、第3CPのリバーサイド和気に到着しました(5.0?km/h)。
まだ70km地点ですが、既に100kmを歩き終えたような疲労感です。さらに、右足裏に肉刺ができた状態であと30kmも歩かなくてはいけないのかと考えると気分的には最悪でした。
駐車場に停車してあるリタイヤ者専用バスからは「こっち来い~こっち来い~」オーラが漂っています。危うくバスの中にフラフラと入ってしまいそうになりましたw
こちらでは豚汁とおにぎりが振舞われていました。ただ、60km地点の閑谷緑地公園で振舞われていた食事とかぶっていたのでちょっと残念だったかな~
それでもお腹はペコペコだったので、豚汁とおにぎり3個を食べ15分ほど休憩しました。
予定ではここで靴下を履きかえるはずだったのですが、肉刺ができた足の裏を見てしまうと戦意喪失するのが分かっていたので、このまま履き替えずに出発しました。後から考えれば、ここで靴を脱いで色々とチェックしておけば良かったんですけどね(^^;)
■和気橋西詰め(70.3km) [地図]
ここからは吉井川と平行に走る暗い土手道を歩いて行きます。
⇒昼間の写真(グーグルストリートビュー[以下GSV]より拝借)
土手道から落ちないように道の両端にはポキッと折ったら光るケミカルライトが並べて置いてありました。しかし、それでもかなり暗いですので注意しながら歩きます。
⇒昼間の写真(GSVより拝借)
■熊山橋(74.9km) [地図]
ここで右折し、県道79号線沿いを歩いて行きます。
⇒昼間の写真(GSVより拝借)
土手道を歩いていて、とうとう左足裏にも肉刺ができたのが分かりました(><)
■磐梨小学校交差点(77.7km) [地図]
交差点を左折し、県道403号線沿いを歩いて行きます。
⇒昼間の写真(GSVより拝借)
交差点にあるサークルK赤磐沢原店[地図]でトイレを借り、レッドブルを購入して5分ほど休憩します。ここまで歩いてきて、両足裏の肉刺は既に潰れていますが痛みはありません。ただ、潰れてべろーんとなった皮を踏みつけながら歩くのはなんだか気持ち悪かったですけどね(^^;)
■マックスバリュ手前交差点(82.4km) [地図]
ここまで右側の歩道を歩いてきましたが、スタッフの誘導に従って信号を渡り左側歩道に移ります。
⇒昼間の写真(GSVより拝借)
この辺りは「岡山ネオポリス」と呼ばれる大規模住宅団地です。団地入口から応援ポイントであるマックスバリュ桜ヶ丘店までは標高80mほどの上り坂が続きます。疲れからくる苛立ちなのかブツブツと暴言を吐きながらこの上り坂を歩いていましたw
■マックスバリュ桜ヶ丘店(82.8km) [地図]
2時50分頃、応援ポイントのマックスバリュ桜ヶ丘店に到着しました(4.92km/h)。
さすがに深夜と言うこともあって、応援に来られている方はいませんでした。こちらでも水や軽食が振舞われるのかなと思っていたのですが、ただ休憩用のテントが設置されているだけです。
テントの中で毛布に包まっている参加者がとても辛そうだったので、邪魔をしちゃ悪いと思いここには立寄らず先を急ぐことにしました。
「新下市」交差点付近[地図]。ここからは県道27号線を岡山市方面に向かって歩いて行きます。
マックスバリュ桜ヶ丘店からの下り坂を加速を付けて歩いたせいでしょうか、足の裏がジンジンと痛み出し、潰れた肉刺の下からさらに肉刺ができたようです。でもここまできて泣き言も言ってられないので我慢して前へ進みます!
ゴール地点がある岡山市へと入っていきます。この辺りで空がだんだんと白んできました。100キロウォークの中で私の好きな時間帯です(^^)
■桃太郎温泉前信号機(91.7km) [地図]
スタッフの誘導に従って信号を渡り左側歩道から右側歩道に移ります。
ここに来るまで時間を気にせずに歩いてきましたが、信号待ちの間時間を確認すると、頑張ってペースを上げれば平均時速5kmでのゴールが達成できそうだということに気付きました。平均時速5kmでのゴールは私が100キロウォーク参加時にはいつも秘かに狙っている目標です。
疲労困憊で足の裏もジンジンして痛いですが、ここから平均時速5kmでのゴールを狙ってラストスパートをかけることにしました≡≡≡ヘ(*゚∇゚)ノ
■新大原橋登り口(92.6km) [地図]
側道には入らず、新大原橋を渡ります。
⇒昼間の写真(GSVより拝借)
■中原橋西詰め(96.0km) [地図]
JR備前原駅手前の交差点を左折し、中原橋(県道219号線)を渡ります。
中原橋[地図]。次々できる足の裏の肉刺を潰しながら歩いています(><)
■中原橋東詰め(96.4km) [地図]
中原橋を渡り終えると右折し、旭川沿いの土手を歩いて行きます。
前方を歩かれている参加者を目標にしますが、なかなか差が縮まりません。おそらく前の方もラストスパートをかけているのでしょうね。
■岡山市中消防署(98.0km) [地図]
スタッフからの暖かい声援をいただきます(´∀`)ノシ
■竹田橋北詰め(98.9km) [地図]
交差点を右折し、竹田橋を渡ります。
■竹田橋南詰め(99.1km) [地図]
この交差点を右折する為に①②③の順番で3つの信号を渡らなければならないかなりめんどくさい場所です。
■最後の誘導ポイント(99.2km) [地図]
ここから旭川沿いの河川敷へと下りて行きます。
スタート直後に歩いた旭川沿いの河川敷です。遠くには岡山の中心街が見えます。ようやくここまで来ました!
足の痛みも忘れてがむしゃらに歩きます。ゴールゲートが見えてきた!あと少し!
■後楽園前河川敷(ゴール 101.5km 制限時間10:00) [地図]
ゴールゲートの前ではスタッフの方が拍手と声援で出迎えてくれました。スタッフの方とハイタッチをし、そしてゴールテープを切ります。
ゴ━━━━━━ヽ(´∀`*)ノ ━━━━━━ル!!!!
ゴール後はあまり感情を表に出さない方ですが、この時は自然と両手を挙げてガッツポーズをしていました。ただ、私の目標は平均時速5kmでのゴールですのでゴールゲートでゆっくり感慨にふけっているわけにもいかず、計測所があるテントへと足早に向かいます。
計測所でICカードを渡し、完歩タイムを計測してもらいます。すぐさま、完歩証明書が発行され手渡されました。はたして…
ゴール時間 20時間??分??秒(4.9?km/h)
残念、あと一歩及ばず…ORZ
でも、目標は達成できませんでしたが、日中の暑さに体力を根こそぎ奪われ、両足裏にできた肉刺に苦しみ、リタイヤも頭をよぎったにも関わらず最後まで歩くことができたのはかなり満足です(^^)
休憩用のブルーシートに座り足裏の状態を確認すると、踵と土踏まずを除く足裏のほぼ全体に肉刺ができていました。コース途中でこれを見たら間違いなく戦意喪失してリタイヤしていたと思います。
「今回何で肉刺ができたんだろう」と不思議に思い、靴を色々と調べていたら、靴底に敷いていたインソールが破損しているのが発覚しました。どうやらインソールの破損した部分と足の裏が擦れて肉刺ができやすくなっていたんでしょうね。
こういうのは出発前にちゃんとチェックをすべきなのにしなかったのは、「半年振りの100キロウォークなので楽しんで歩きたい」なんて浮かれていたせいでしょうね。100キロウォークは油断すると必ずしっぺ返しを喰らうことが今回参加してよく分かりました(^^;)
肉刺の処置をした後、足を引きずりながら近くのファミリーマート[地図]にビールを買いに行きました。私は日頃、お酒を一滴も飲まないのですが、100キロウォーク完歩後は機会があれば特別に飲むようにしています。この一杯は本当に最高なんですよね~( ^O^ )ノ□ プハー
10時10頃、参加者やスタッフみんなで記念写真を撮った後、閉会式が始まりました。
閉会式途中でも時間外の完歩者が続々とやって来ました。みんな、拍手で出迎えます(^^)
15分ほどで閉会式も終わり、解散です。
予定では、帰りの夜行高速バスに乗るまでかなり時間があったので岡山観光をしようと思っていました。ただ、足のダメージが思いのほか酷かったので、岡山観光は諦めて、岡山天満屋バスセンター近くのネットカフェ[地図]でシャワーを借り、仮眠をとったりしながら時間を潰して帰路に就きました。
※集合写真は公式Facebookページより拝借。
■雑感など
以下、晴れの国おかやま24時間100キロ歩行に参加しての雑感などをつらつらと書いていきたいと思います。
●信号が少ない
信号機が多い市街地では信号機がない河川敷や土手道を歩かせる為、コース全体を通して信号機によるストレスは全く感じませんでした。タイム短縮を狙う100キロウォーカーにはうってつけのコースだと思います。
●コンビニも少ない
上記のように市街地では河川敷や土手道を歩く為、立寄れるコンビニは意外と少ないです。約15kmほどコンビニがコース上にない区間もありますので、コースマップなどで事前にコンビニの位置を確認しておいた方がいいかもしれません。
あと、コース上にある自動販売機では水やスポーツドリンクは先行者に買い占められるので、私みたいな鈍足ウォーカーの方は水やスポーツドリンクは自販機では買えないと思っておいたほうがいいでしょう。
●路側帯が狭い場所が多い
コース上歩道がなく路側帯が狭い場所がかなり多いので、参加者は注意して歩かれてください。私の場合、市民センター前交差点から伊里漁協までの国道250号線沿いは交通量も多い道なので恐怖を感じるレベルでした。
主催者側も路側帯が狭い場所が多いというのも分かっていると思うので、並び歩きを禁止する旨をルールとして明記した方がいいんじゃないかな。
●鶴海交差点~備前体育館
路側帯が狭いというのは仕方ないことだと思いますが、路側帯が通れない状態のため車道を歩かなくてはいけないルートというのは安全上アウトだと思います。過去の大会で事故とか起きなかったんでしょうか?かなり危険なルートだと感じました。
来年以降参加される方は、鶴海交差点~備前体育館の区間は細心の注意を払って歩かれて下さい!
●給水
各CP・SPではコップに水やスポーツドリンクを振舞っていただいたのですが、できれば所持している空ボトルに自分の手で給水できるようにしてもらえれば最高だったと思います。
特にこの日は気温も高く、熱中症の恐れもあり、水分をこまめに摂りながら歩いていたのでコップ1杯の水ではちょっと物足らなかったですね(^^;)
●感想
今回歩き終えて、「100キロウォークを舐めるな!」というのが実感させられたイベントになりました。今後は、油断をせず、十分な準備をして100キロウォークに挑戦していきたいと思います。
最後に、サポーター・ボランティアの方、応援してくれた皆さまに心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。平均時速5kmでのゴールを達成しに、いつの日か晴れの国おかやま24時間100キロ歩行に戻って来たいと思います。末永くこのイベントが継続されることを祈願します。
わかりやすいです。
本当にわかりやすいですから、私には無理だということがよくわかります。
行橋別府でボランティアに参加しているのですが、一度は歩いてみたいなぁ、と40キロまでは経験しました。練習もしたりしてます。しかし。
アクシデントを乗り越えて行くふくすけさんすごいです。