佐賀城下ひなまつりを歩く 後編
前回(佐賀城下ひなまつりを歩く 中編)の続き
今回は佐賀市歴史民俗館からゴールまでのウォーキングの様子を報告したいと思います。
■佐賀市歴史民俗館
佐賀城下ひなまつりのメイン会場である佐賀市歴史民俗館に到着。既に大勢の人で賑わっています。今回はJR九州ウォーキングの参加特典で各ひなまつり会場に無料で入れます。来年佐賀城下ひなまつりにこられる方はJR九州ウォーキング開催日に来られたほうがお徳ですよ^^
【佐賀市歴史民俗館】佐賀市歴史民俗館は、大正時代の洋風建築の様式を今に残す旧古賀銀行とその創設者の住宅であった旧古賀家、また今宿町に残っていた佐賀の旧城下町の中でもっとも古い町家を移築・復元した旧牛島家、明治初期の銀行の面影が残る旧三省銀行、そして、大正時代の近代的和風建築の粋を集めた旧福田家といった歴史的建物群を総称したものです。この5館は、すべて「佐賀市重要文化財」に指定されています。
■旧福田家(雛人形の単体撮影不可) [地図]
手織りの佐賀錦をまとった絢爛豪華な雛人形が展示されていました。
【旧福田家】明治末期から大正、昭和にかけて活躍した実業家、福田慶四郎が大正7年に構えた近代和風住宅で、随所に当時の建築技術の粋を垣間見ることができます。
旧福田家の入口前には生花のおひなさまが展示されていました。このような生花のおひなさまは地元農業高校、農業大学、生花店の協力を得て、佐賀城下ひなまつり会場周辺のあちこちに設置されているそうです。
■肥前通仙亭(店内撮影可) [地図]
先着300名のお茶がゆのおもてなしには間に合いませんでした…ORZ
【肥前通仙亭】佐賀市の地場産品をより多くの方に知っていただくため、伝統的地場産品の展示販売と、佐賀が生んだ煎茶道の祖、高遊外売茶翁の情報発信を行う施設です。
■旧古賀銀行(館内撮影可) [地図]
こちらではお菓子のひなまつりというテーマで、お菓子で作られた雛人形を始め、様々な種類の雛人形が展示されていました。さらに館内ではまるぼうろの実演販売が行われており、大変賑わっていました。
【旧古賀銀行】明治18年に両替商をしていた古賀善平が設立した銀行で、大正8年頃には、九州の5大銀行のひとつに数えられるまでに成長。大正15年、恐慌により休業に追い込まれ、その後は商業会議所、労働会館などとして改装されましたが、現在、歴史民俗館として大正5年当時の姿に復元されています。
飴細工でつくられた人形。
和紙雛。
ほのぼの人形。
ちりめん人形。
■旧古賀家(雛人形の単体撮影不可) [地図]
旧古賀家の雛人形は、佐賀藩ゆかりの文様「鍋島小紋」の着物と、愛らしいふっくらとした顔が特徴です。
【旧古賀家】古賀銀行の創設者古賀善平の住宅で、明治17年に建てられました。町家でありつつも武家屋敷の様式を呈しています。
庭にあった生花のおひなさま。
■旧森永家(邸内撮影可) [地図]
紅茶や調味料などの販売が行われています。
【森永家】森永家は、寛政年間から藩より名を受け、たばこの製造を始めたと伝えられています。明治になって、森永作平によって製造された「富士の煙り」が評判を呼び、佐賀の名物の一つになり、大隈重信も愛用していました。煙草専売化に伴い、呉服店へ転じ、昭和9年まで呉服店を営んでいました。
雛人形背後のスクリーンを使ってプロジェクションマッピングを行うそうです。
■旧牛島家(邸内撮影可) [地図]
海苔やお菓子など佐賀の特産物や伝統工芸品「肥前びーどろ」が販売されています。いろいろと試食させていただきました^^
【旧牛島家】佐賀市今宿町にあった町家建築で平成5年に現在地に移築再建されました。建築時期は、江戸期と推測されており、佐賀城下に残る町家建築としては、最古のものと思われる貴重なものです。
■旧三省銀行(雛人形は撮影可、鍋島緞通は撮影不可) [地図]
和製じゅうたん「鍋島緞通」の製作実演や販売が行われていました。鍋島緞通に座っていただいたお茶は格別でした^^
【旧三省銀行】旧三省銀行の店舗として明治15年に建築されたものです。旧三省銀行は明治15年に銀行類似業務を行う三省社として設立され、明治18年に正式の銀行となったが、経営悪化のため明治26年に倒産した。その後、医院や住居として改造が加えられ利用されてきた。
■旧久富家(邸内撮影可) [地図]
カレーライスやコーヒーなどを揃えた期間限定のカフェとなっていました。
【旧久富家】明治初期に佐賀市内の白山町で履物商を営んでいた久富亀一が、柳町に「履物問屋久富商店」として建てたものである。下駄などを製造・販売するかたわら、住居もあわせもった大型の町家です。
■江頭郷土玩具館(館内撮影可) [地図]
館長が研究・収集された約1,000点の郷土玩具が展示されています。館長自らいろいろな玩具の説明をしていただきました。
【江頭郷土玩具館】田舎雛、日本三大土人形、三大張り子紙人形、天神、姉様、こけし、凧、きじ車、だるま、土鈴、絵馬等日本各地や佐賀の玩具を展示しています。
こちらは館長のご自慢の一品である「寒水猿がら」です。英彦山がらがらの前身になります。
■開運さが恵比寿ステーション [地図]
佐賀市歴史民俗館を後にし、2月15日にオープンしたばかりの開運さが恵比寿ステーションにやって来ました。中に入るとえびす様でいっぱいです(゚0゚)
佐賀城本丸歴史館で貰ったコーヒーのサービス券を使ってコーヒーをいただきました^^
■656広場 [地図]
私が到着した時には、コンサートが行われていました。やはり、先着200名のおしるこ、あめゆの振舞いには間に合わず…ORZ
■佐嘉神社 [地図]
【佐嘉神社】幕末の名君、佐賀鍋島藩10代直正、11代直大藩主を祀る神社です。藩主直正は、国内初の反射炉、大砲カノン砲、アームストロング砲などを作り、近代日本の幕開けに貢献。その功績を称え別格官幣社として祀られています。境内には藩祖、初代を祀る松原神社のほか、松根社、松原恵比須社、松原稲荷神社、佐嘉神社、松原河童社が祀られ、初詣の時期には、この七社を巡る大願成就七社初詣の参拝者で賑わいます。
■鶴乃堂本舗 [地図]
昔から気にはなっていたがいつも行列ができているので敬遠していた鶴乃堂本舗。今回はお昼時ということもありちょうどお腹もへっていたので並んでみることにしました。並ぶこと15分、ようやく私の番になり肉まんを2個購入しました。
食べてみると、玉ねぎの甘みが口の中に一瞬で広がり、さらに皮はフワフワしていて食感も良く後を引く味でとても美味しかったです。食べ終えると、再び店先に並びお土産に10個購入していましたw
■徴古館(館内撮影不可) [地図]
ひなまつり期間中は「梨本宮伊都子妃のおひなさま」の特別展示が開催されています。今回は入館料に300円かかるのと館内は撮影禁止だったのでスルーしました。
【徴古館】鍋島家12代当主直映により昭和2年に創建。当時最も近代的な建物様式で、郷土資料館として社会教化に大きな役割を果たしました。昭和20年閉館。平成9年に国の登録文化財となり、平成10年に復活し現在は鍋島家に関する資料を展示しています。
■佐賀玉屋 [地図]
ウォーキング参加特典として玉屋喫茶コーナーでコーヒーのサービスがありました^^
■JR佐賀駅(ゴール地点) [地図]
14時30分頃、ゴール地点のJR佐賀駅に到着。案の定、ゴール期限ギリギリのウォーキングになってしまいました。朝早く出掛けて来てよかったです^^;
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