とばた菖蒲まつりと戸畑近代化産業遺産を巡る

前回(高倉健さんを偲び、折尾を歩く)の続き

2015年6月7日()に参加したJR九州ウォーキング2本目は、JR戸畑駅で開催されたコースになります。

このコースは、北九州市戸畑区の夜宮公園にて毎年6月最初の土日に開催される「とばた菖蒲まつり」とのタイアップとなっており、JR九州ウォーキングの定番コースとなっています。私も約2年ぶりの参加となりました。

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没写真(Facebook)

    


JR九州ウォーキング
戸畑駅:とばた菖蒲まつりとノスタルジック戸畑・石碑めぐり
(コース距離:約12km)
コース詳細
当日マップ

■JR戸畑駅(スタート地点) [地図]

11時10分頃、スタート地点のJR戸畑駅に到着。Wウォーキング2本目はスタート受付に間に合わせるためにいつもバタバタするのですが、このコースの受付は12時までだったので余裕でしたね^^

スタート受付でいただいたコースマップの右上に1番から5番まで番号が付けられた石碑の名称が記載されています。どうやら今回のコースは「とばた菖蒲まつり」を訪問するだけでなく、戸畑区に点在する歴史ある石碑を巡ろうというのがテーマにあるようです。


連絡通路を通って、戸畑駅北口へと向かいます。


戸畑駅北口を出ると正面に、石碑めぐり1番目の「若山牧水歌碑(地図)」がありました。若山牧水歌碑には「われ三たび此処に来りつ 家のあるじ 寂び定まりて 静かなるかも」と刻まれています。


■いくよ旅館 [地図]

路地を歩いて行くと、なかなか風格のある旅館が目の前に現れます。この旅館は大正2年に建築されており、戸畑近代化産業遺産に認定されています。映画「ロボジー」の撮影にも使用されたそうですよ。


■恵美須神社 [地図]

この神社は戸畑祇園大山笠の「西大山笠宿」となっており、来月から始まる祇園の準備に追われているようでした。


ここでは今回のウォーキングの安全を祈願しました(-人-)


恵美須神社の鳥居の横に石碑巡り2番めの「御乗船地碑(地図)」がありました。石碑の前に仮設テントがあったので、写真は斜めからです(^^;)

【御乗船地碑】1900年、当時の皇太子殿下(後の大正天皇)が中原で陸軍題十二師団の練習を見学した後、戸畑の渡船場から船で、開業間近の八幡製鉄所を視察されたことを記念した碑です


戸畑・若松両区のシンボルである「若戸大橋」までやって来ました。約1年半ほど前、若戸大橋ウォーキングで若戸大橋を歩いたんですよね。また歩きたいな~

【若戸大橋】福岡県北九州市の洞海湾にかかる戸畑区と若松区を結ぶ長さ627メートルの橋です。1962年の開通当時は東洋一の長さを誇り、日本の長大吊り橋の先駆けと称されました。


■ニッスイ戸畑ビル [地図]

レトロな感じのオシャレなビルですね。屋上に設けられた漁業無線局の送信アンテナが印象的です。この建物も戸畑近代化産業遺産に認定されています。

【ニッスイ戸畑ビル】下関市から移転してきた日本水産が、遠洋漁業の基地として昭和11年に建設した鉄筋コンクリート4階建のビルです。「ニッスイパイオニア館」は、2011年に創業100周年を迎えた日本水産株式会社が100周年の記念事業として開設したもので、ニッスイ戸畑ビルの1階にあります。


入口で先着2000名に貰える「SPORTS EPA」をいただきました。ニッスイは太っ腹ですね(^^)


歴史展示室」では、ニッスイ100年の歴史をパネルなどで紹介しています。


歴史展示室に展示してある「日本水産漁譜」は、海洋生物が精巧に描かれており、大変興味深かかったです。


事業展示室」では、水産資源の保護、国際的な協働などの取り組みや現在のニッスイの5つの事業を紹介しています。


船の展示室」では、ニッスイの事業を支えた船舶、漁具の模型などが展示されています。また、船員訓練用の操船シュミレーターが設置されており、船の操縦も体験できます。


ニッスイ戸畑ビルを後にし、再び戸畑駅北口にやって来ました。連絡通路を通って、今度は戸畑駅南口へと向かいます。


「あやめ通り」のアーケードを通ります。


戸畑祇園大山笠の「東大山笠宿」である飛幡八幡宮 [地図]前を通過。


■戸畑図書館 [地図]

2014年3月、旧戸畑区役所があった建物に戸畑図書館がリニューアルオープンしました。この建物も戸畑近代化産業遺産に認定されています。


ちなみに旧戸畑図書館は浅生通りを挟んだ対面にありました[地図]。


戸畑図書館の敷地には石碑めぐり3番目の「若山牧水歌碑(地図)」と「国境石(地図)」があります。

若山牧水歌碑には「新墾のこの坂道のすそとおし 友のすがたの其処ゆ登り来」と刻まれていました。


国境石には「從是東豊前国小倉」と刻まれていました。


戸畑区役所 [地図]前を通過。戸畑区役所には、戸畑祇園大山笠の競演会で観覧席として利用できる「山笠桟敷」が設置されています。


県道271号線をしばらく歩いているとショート、ロングコースの分岐 [地図]まで来ました。

Wウォーキング2本目なので、できればショートコースを選びたかったのですが、石碑めぐり4番目の「国境石」が金比羅池にあるということなのでしかたなくロングコースを選びました。

やりだしたら止められない(泣


■北一枝陸橋 [地図]

コースマップには記載されてませんが、「八幡製鐵所専用鉄道くろがね線」が通るこの陸橋も戸畑近代化産業遺産に認定されています。


「両国橋」交差点 [地図]を右折します。


■北九州パレス [地図]

北九州パレスでは先着200名にプレゼントがあるということでちょっぴり期待していたのですが…


やっぱりだめでした(´Д⊂グスン

気を取り直して、金毘羅池へと向かいます!


■金毘羅池 [地図]

金毘羅池には、JR九州ウォーキングの旗はあるものの道標がなかったため、どのように動いていいかわからず、とりあえず石碑めぐり4番目の「国境石」を見つけるため金毘羅池の周りを1周することにしました。


何の撮影でしょうか?高そうなカメラを持った方々が大勢いらっしゃいましたよ


池ではカモと鯉が気持ちよさそうに泳いでいます^^


金毘羅池を一周したのですが、「国境石」が見つかりません。諦めて帰ろうとしていたのですが、ふと池の中を見ると小さな島みたいな所に長方形の石があります。目を凝らしてよく見てみると…


おまえ、そんなところにいたんかーい!

なんとか石碑めぐり4番目の「国境石(地図)」を発見しました。国境石には「從是西筑前国」と刻まれています。

ここからは来た道を引き返して、「とばた菖蒲まつり」が開催されている夜宮公園を目指します。


■旧松本家住宅(西日本工業倶楽部) [地図]

結婚式場としても有名な「旧松本家住宅」も戸畑近代化産業遺産に認定されています。この日は特別に庭園が開放されていました。

【旧松本家住宅】九州産業界の重鎮、松本健次郎氏の住居兼迎賓館として、1912年に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。アールヌーボー様式の洋館と数寄屋造り・書院造りの日本館からなり、洋館は、東京駅や日銀本店の設計で知られる建築家辰野金吾によるものです。


洋館の外観。



日本館の外観。


■夜宮公園(とばた菖蒲まつり会場) [地図]

旧松本家住宅の遊歩道を通り抜けると、とばた菖蒲まつりのメイン会場である「のびのび広場」にやって来ました。ここではステージイベントやグルメコーナーなどいろいろな催しが行われているため多くのお客さんで賑わっていました。

私はとある重要な任務を完了させるためその場を後にします。



夜宮公園の片隅に石碑めぐり最後の「万葉歌碑(地図)」を発見しました。万葉歌碑には「ほととぎす とばたの浦に しく浪の しばしば君を 見むよしもがも」と刻まれています。

とりあえず石碑めぐりを最後までやり遂げたのでひと安心しました。ここからはのんびりと「とばた菖蒲まつり」を楽しみたいと思います!


夜宮公園には2つの菖蒲園があり、ここは「日本庭園の菖蒲園」です。植付面積は約530㎡、植付株数は約3500株とのことです。



日本庭園の南側広場では愛好家秘蔵の花菖蒲の展示会が催されていました。






紫陽花もちょうど見頃を迎えていました。




こちらは「夜宮池の菖蒲園」です。植付面積は約520㎡、植付株数は約3500株、植付品種は約35種類とのことです。

花菖蒲をじっくり鑑賞した後は、また同じ道を辿ってゴール地点の戸畑駅へと向かいます。






■JR戸畑駅(ゴール地点) [地図]

14時40分頃、ゴール地点の戸畑駅に到着。電車に乗って帰路に就きます。やっぱりWウォーキングは疲れますね(^^;)


       

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