トイレだけじゃない!北九州が世界に誇る「TOTOミュージアム」に行ってきました

前回(紫川に架かるユニークな橋(紫川十橋)を巡る)の続き

JR西小倉駅で開催されたJR九州ウォーキングのゴール後、ちょっと歩き足りなかったので、2015年8月末に北九州市小倉北区のTOTO本社敷地内にオープンした「TOTOミュージアム」に立ち寄ってきました。

「ウォシュレット」で世界的に名を馳せるTOTOが、2017年に創立100周年を迎える記念事業の一環として開設されたのが「TOTOミュージアム」です。

没写真(Facebook)
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■TOTOミュージアム [地図]

TOTOミュージアムは「貴船橋」近くの国道3号線沿いにあります。JR九州ウォーキングのゴール地点であるJR小倉駅から歩いて30分ほどで到着しました。


白を基調とした建物で、どことなくトイレの便器にも見える独特のデザインですね(^^;)


いざ、建物の中へ!


広いエントランスですね。1階がショールーム、2階がミュージアムとなっており、どちらも無料で自由に見学することができます。


開館時間の10時まで少し時間があったのでエントランス横の待合所で時間を潰していたら、受付の方から「ガイド付き見学」があることを教えてもらいました。

ただ、「ガイド付き見学」に参加するには、さらに10時半まで待たなくてはいけなかったので一人で自由に見て廻ることにしました。

ガイド付き見学のご案内


いよいよ10時になりました。エスカレーターに乗って、2階のミュージアムへと向かいます!


▲第1展示室

受付の方に「館内の写真撮影は大丈夫ですか?」と尋ねると、「技術的な展示物モニターに映る映像などは撮影禁止で、そういう場所には撮影禁止のマークがあるので分かりますよ」と教えていただきました。


受付横にある「ミュージアムショップ」ではオリジナルトイレットペーパーなどのTOTOならではのグッズも手に入ります。


●「認定遺産」コーナー

近代化産業遺産」「建築設備技術遺産」「機械遺産」に認定されているTOTO製品が展示されています。


腰掛式サイホンゼット便器。「建築設備技術遺産」に認定されています。昔の便座は木製だったんですね(゚o゚;)


ウォシュレットG。「建築設備技術遺産」と「機械遺産」に認定されています。今では当たり前ですが、温水でおしりを洗うという習慣を普及させたすごい商品です。


●「TOTOのあゆみ」コーナー

TOTOのルーツを年代ごとにさかのぼります。


2007年に「東陶機器株式会社」から「TOTO株式会社」に社名を変更したことなどTOTOの歴史が学べます。



●「森村グループ」コーナー

1876年に創立された日本貿易業の草分けともいうべき「森村組」をルーツとした世界最大級のセラミックス集団である「森村グループ」を紹介するコーナーです。グループ企業には「TOTO」の他、「ノリタケカンパニー」や「日本ガイシ」などがあります。


森村組の創立者らによって設立された「日本陶器合名会社」の第一号釜の模型です。


●「食器の歴史」コーナー

こちらのコーナでは、1970年の事業停止までTOTOを支え続けた食器事業の歴史を振り返ります。輸出された洋食器や国内で販売された食器など、さまざまな意匠を凝らした食器が展示されていました。

TOTOが食器を作っていたとは知りませんでした。でも、トイレと食器を同じ会社が作っていたというのはなんだかスゴイですね(^_^;)


●「ものづくりの流れ」コーナー

衛生陶器・ウォシュレット・水栓金具の企画・開発から、製造、梱包に至るまで、TOTOの製品がどのように作られているかを映像と実物で紹介するコーナーです。

ここは、撮影禁止の箇所が多かったのであまり写真が撮れなかったです(^^;)


休憩ラウンジに展示してあったトイレバイク ネオ。このバイク、おふざけのオブジェと思っていたら、実際に日本横断1400kmを走破したそうですよ(゚o゚;)

TOTOトイレバイク(Youtube)


座席(便器)の中には飴がたくさん入っており、旅先の子供たちに配っていたそうです。


テレビCMで使われていたという人形も展示されてました。TOTOのCMといったら「寺田心くん」か「戸川純」のCMしか記憶に残ってないですね(^^;)


▲特別展示室

特別展示室ではTOTOミュージアム建設のプロセスを設計・施工・内装の視点で紹介しています。室内は全面撮影禁止でした。


▲第2展示室

●「TOTOのこころざし」コーナー

TOTO創立者「大倉和親」、森村グループ創始者「森村市左衛門」、TOTO5代目社長「江副孫右衛門」の功績と、TOTOに受け継がれるものづくりへの思いが紹介されています。

森村市左衛門の無欲の生涯


職人さんが便器を作るときに使った道具。


当時の営業マンがカタログ代わりに持ち歩いていたミニチュアが展示されていました。とても精巧にできていますね。


●「水まわりの変遷」コーナー

水まわりの歴史を、時代ごとに紹介しています。主な時代のトイレ空間をまるごと再現することで、製品の機能やデザイン変遷、暮らしの変化をが感じられるコーナーです。


陶器でできた和風便器。


非水洗和風便器。いわゆるポットン便所ですね


●「水まわり商品の進化」コーナー

TOTO製品の進化を、各カテゴリーごとに紹介しています。また、著名な現場に設置されていた貴重な製品も空間ごとに再現しています。

まずは、大便器のカテゴリー。



便座。


小便器。


浴槽。


ユニットバスルーム。こちらのコーナーでは、1964年の東京五輪の時にホテルニューオータニに納入された「初代ユニットバスルーム」を移設して一般公開していました。


水栓金具。


キッチン。


こちらは、第2次世界大戦後、GHQの本部が置かれた「旧第一生命館」にあったトイレです。


こちらは、「旧総理官邸」に設置された、日本初の高級便器です。


一瞬、これ本当に便器なの?と疑ってしまう変わった形のトイレです。写真左から「ビデ」、「和風腰掛便器」、「サニスタンド」、「筒型小便器」です。


こちらは普通とは大きさが違う便器を体験できるコーナーです。写真右の「力士用腰掛便器」に座ってみたのですが、大きさ、頑丈さが普通の便器とかなり違って驚きました(゚o゚)


▲第3展示室

●グローバルギャラリー

世界各地で現在販売している商品をエリア別に展示しています。


先ずはアメリカ。


中国


アジア・オセアニア


最後にヨーロッパです。国ごとに形が違うのはなんかおもしろいですね(^^)


約1時間ほどでTOTOミュージアムを見て回りました。今度来るときは「ガイド付き見学」に参加しようと思います。皆さんも小倉に来たら、是非TOTOミュージアムに立ち寄ることをオススメします。なんてったって無料ですからねw

    

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