まつり起業祭八幡を歩く
前回(「まつり新宮」「立花祭」のダブル祭りウォーキング)の続き
2014年11月3日(祝)に参加したJR九州ウォーキング2本目は、JR八幡駅で開催されたコースになります。
このコースは、官営八幡製鐵所の創業を記念した祭りである「まつり起業祭八幡」を楽しもうというのがメインテーマですが、戦後を代表する建築家、村野藤吾が設計を手がけた3つの建物がこの八幡地区には隣接して建っており、それら建築物を見て回ろうというのが裏テーマにありました。
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JR九州ウォーキング
八幡駅:まつり起業祭八幡を訪ねて、歴史、浪漫建築が息づく 街並みを歩こう
(コース距離:約5.5km)
コース詳細
当日マップ
■JR八幡駅(スタート地点) [地図]
10時50分頃、スタート地点の八幡駅に到着。ダブルウォーキング1本目を頑張って歩いたおかげで、スタート受付締切になんとか間に合うことができました(〃´o`)=3 フゥ
受付時間を気にせずダブルだのトリプルだのやっている参加者もいるようですが、私の場合、受付時間を1分でも過ぎてしまうとスタッフの方にご迷惑をかけたという気になってその後歩いても楽しくないんですよね。だから今後も受付時間を過ぎるようならダブルウォーキングはやらないと思います。
■福岡ひびき信用金庫本店 [地図]
1971年、村野藤吾の設計により建設されました。以前は「八幡信用金庫」という名称でした。茶色のタイルが重厚感を出していますね^^
■北九州市立 八幡図書館 [地図]
1955年、村野藤吾の設計により建設されました。北九州市が成立する前の八幡市時代に建てられた八幡市立図書館が前身です。
八幡病院建て替え予定地として八幡図書館の敷地が活用されるため、残念ながら平成27年度末までには解体撤去されるそうです(´・ω・`)
▲国境石
八幡図書館の敷地内にあります。上の写真は「(従是)東豊前国小(倉藩領)」、下の写真は「(従是)西筑前国」と解読されています。
【国境石】江戸時代、北九州市域はこの辺りで小倉藩と福岡藩に分かれていました。当時は藩の違いは現在の国の違いに近い感覚で、まさしくこの辺りは国境の町でした。もめ事が起こらないよう国境を示す国境石が数多く建てられました。現存するものは13基で、そのうち豊前側、筑前側の2基が展示されています。
■八幡市民会館 [地図]
1958年、村野藤吾の設計により建設され、1960年建築業協会の第1回BCS賞を受賞しています。多目的ホールや美術展示室などからなる複合施設で、市民の文化活動等の場として利用されています。
こちらも八幡病院建て替え予定地となっており、残念ながら八幡市民会館は平成28年3月31日に閉館することになっています。
■旧九州鉄道橋梁跡 [地図]
橋梁の上には民家が建つ、なかなか珍しい風景です。同形式の橋梁は八幡東区茶屋町にも残され、そちらは北九州市の史跡に指定されています(ブログ参照)。
【旧九州鉄道橋梁跡】明治24年に開通した九州鉄道大蔵線の橋梁で、イギリス積の煉瓦で造られたアーチ橋。大蔵線は、明治35年の戸畑線の開通により、明治44年9月に廃線となりました。
「八幡東消防署前」交差点[地図]から車両の通行規制が行われていました。ここからは堂々と車道の真ん中を歩いていきます。
大谷球場[地図]前を通過。ここは八幡製鐵所の施設でしたが、2004年に北九州市に無償譲渡されています。
まつり起業祭の最終日には、大谷球場にてフィナーレの花火の打ち上げが毎回行われます。
大谷球場を過ぎた辺りから露店の数が増え、だんだんと賑やかになっていきました。このお祭りでは約300軒の露店が建ち並ぶそうです。
露店からは美味しそうなにおいがしてきますが、八幡に来たら必ず立ち寄る場所で食事を摂ると決めていたのでここはぐっと我慢しました(≧へ≦)
■大谷会館(館内撮影可) [地図]
レトロなおもちゃや駄菓子の展示が行われているということだったので、館内に入ってみました。
【大谷会館】1927年、官営八幡製鐵所の時代に社員専用クラブとして建てられました。現在は結婚式場として使われています。
レトロなポスターやペナントなどが展示されています。個人的には、全日本プロレス黄金期の興行ポスターが懐かしかったです^^
こちらは懐かしい駄菓子やおもちゃ、レコードなどが展示されています。
鉄人28号です。\( ̄^ ̄)/ガオー
まつり起業祭のメインステージです。吹奏楽部の演奏が行われていました。
八幡東警察署[地図]前を通過。
八幡東区役所[地図]前を通過。
レインボープラザ[地図]前のステージでは、小さな子どもたちがかわいいダンスパフォーマンスを披露していましたよ^^
戸畑バイパス(国道3号線)の下を通り、東田遊歩道入口[地図]に到着。長崎街道関連のウォーキングイベントでは必ず歩く馴染みの遊歩道です。
遊歩道からはスペースワールドの観覧車とスペースシャトルが見えます。
■東田第一高炉史跡広場 [地図]
近代日本の象徴を見上げると、大きく1901の札がかかっています。何度見てもやっぱり、スペースワールドのスペースシャトルよりも存在感がありますね。
【東田第一高炉】明治34年(1901年)2月に高炉の火入れ、同年11月に操業となりました。その後何回かの改修を行い、昭和37年に日本初の超高圧高炉へと進化しました。近代製鉄発祥の地として東田第一高炉一帯は、平成8年に市指定文化財に指定されるとともに保存整備されることとなりました。
東田第一高炉の2階には、歴史や沿革が展示パネルで紹介してあります。
高炉で抽出された銑鉄を魚雷のような形をしたトーピードカーに乗せる様子が、耐熱服を着た人形で再現されていました。
■旧百三十銀行八幡支店 [地図]
外観の赤レンガがモダンな雰囲気を今に残しています。
【旧百三十銀行八幡支店】辰野金吾が主宰した辰野・片岡設計事務所が、1915年設計した鉄筋コンクリートのビルです。日本で鉄筋建築が建造されたころの建物として、北九州市の有形文化財に指定されています。
■八幡のチャンポン [地図]
八幡駅前の「八幡のチャンポン」に到着。まつり起業祭の露店の誘惑に負けそうになりましたが、なんとかお腹を空かしてここに辿り着くことができましたw
めんの多いカツのせ焼きそば(890円)を注文。いや~やっぱり美味しい!八幡に来るたび食べていますが、全然飽きないですね^^
■JR八幡駅(ゴール地点) [地図]
12時30分頃、ゴール地点の八幡駅に到着。コース距離は5.5kmと短かったですが、充実したウォーキングができました(^^)
■まつり起業祭八幡2014動画
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