原口炭鉱大門坑でボタ山に登ってきました
2013年5月3日(祝)のGW後半戦の初日は、JR浦田駅で開催されたJR九州ウォーキングに参加してきました。
JR九州ウォーキング
浦田駅:必見!生きていた炭鉱「原口炭鉱大門(おおかど)坑」と小さなボタ山を登ろう
(コース距離:約10km)
コース詳細
当日マップ
■JR浦田駅(スタート地点)
9時20分頃、JR浦田駅到着。私も含め博多方面からの乗客はほとんどこの駅で降り、電車内はすっからかんになってしまいました。
■飯塚オート
大学生の頃、当時付き合っていた彼女がSMAPの森且行さんのファンで、SMAPを脱退しオートレース選手に転身した際に1回だけ飯塚オートに連れて行かされたことがありますw
外観は当時とあまり変わっていませんでした。
■原口炭鉱大門坑跡
このコースのメインイベントである原口炭鉱大門坑跡にやって来ました。
【原口炭鉱大門坑跡】平成22年飯塚市大門の雑木林から炭鉱跡が忽然と姿を現しました。石炭を運び出す為のいくつもの仕掛けやボタ山、そして坑口までが次々に見つかり、在りし日の採掘現場の実像がくっきりと浮かび上がっています。第二次世界大戦後の新しい炭坑ながら、ここにはほぼ全容が残されており、断片的な施設跡が多い筑豊の炭坑遺産の中でも異彩を放っています。
入口付近ではお茶とお菓子の振る舞いがありました。
受付でいただいたパンフレットを手に、炭坑内を歩きます。
▲主坑道(本卸)
【主坑道】坑夫たちの入坑や採掘した石炭の運び出しはここから行われていました。幅3.25m、高さ2.4mの坑口。コンクリートによる被覆はここから約12mまでで、その奥は素掘りの坑道が続きます。壁面に送電用のガイシが残っています。
▲副坑道(連卸)
【副坑道】坑内に新鮮な空気を送り込むことを主な目的に使用されました。幅3.3m、高さ2.45mで主坑道と同様に約12mはコンクリートで被覆。地面から垂直に空いた大きな堅坑はおそらく吸排気に関わるものと思われる。
▲積込場
▲水洗機・選炭機
▲旧水洗機
【旧水洗機】坑口近くの積込場に近代的な水洗機が設置される前に使用されていたもの。ボタを利用した石積みの上に水槽状の構造物があったことがわかります。
▲沈殿槽
【沈殿槽】旧水洗機跡に連続することから、ここで水洗したあとの水を溜め、微粉炭や不純物を沈殿させた枡であると考えられます。
▲機械台座
▲捲揚機台座
【捲揚機台座】六本の脚からなるコンクリート製で、アーチ上部に構造物を支えたであろう横梁の痕があり、この上に捲き揚げ用の機械が設置されていたことがわかる。
▲捲き揚げ斜路
【捲き揚げ斜路】捲揚機台座から伸びるワイヤーがこのスロープを介して主坑道に向かっていたようです。捲揚機と斜路の延長線上に杭を刺していくことで、地中に埋もれていた主坑道の坑口を発見することができました。
▲ボタ山
【ボタ山】採掘した石炭に含まれる泥、岩石などの不純物、良質でない部分を選別し、集積したのがボタ山です。このボタ山が形成されたのは閉山近い時期だとされています。
たいしたことないだろうと登り始めましたが、斜面は急で、土砂は崩れやすく足元は不安定で最後の方は這いつくばって登ってましたw
ボタ山頂上からの風景です。炭坑跡地が一望できました。慎重にボタ山を下り、原口炭鉱大門坑を後にしました。
■鳥羽池
池を巡る並木道は、紅葉の季節の散歩にはいいでしょうね
■八幡神社
■飯塚市歴史資料館(館内撮影不可)
ウォーキング参加者は割引が受けられましたが、館内は撮影不可だったのでスルーしました。
■JR新飯塚駅(ゴール地点)
12時20分頃到着。
今回でコースポイントが20ポイント貯まったのでJR九州ウォーキングオリジナルウォーキングポーチと交換しようと思いましたがゴール受付では賞品の在庫が切れていました。明日のJR海ノ中道駅で開催されるJR九州ウォーキングの受付でもらうことにしました。
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